2022/11/24 00:33

<新酒の発売日についてのご案内>

・牧野酒造の新酒「しぼりたての生原酒」は12月中旬以降発売予定です。能登杜氏髙田賢一が慎重に頃合いを計りベストな状態を見極めて絞ります。お楽しみに!ご予約商品としてオンラインショップに掲載準備も進めておりますのでもう暫くお待ちください。
・新酒が絞れたらすぐに飲みたい!という方、只今電話予約受付中です0544-58-1188。「生原酒18°富士山*1.8L@2,800*0.72L@1,450 *0.3L@600」「生酒15°白糸*1.8L@2,450」*別途クール発送運賃が発生します。
<ご注意!>
・代金引換(コレクト便)での決済および配達をご希望の方はお電話0544-58-1188またはホームページお問合せ欄から富士宮市下条1037の牧野酒造蔵元直売所へ直接お申込みください。オンラインショップでは代金引換の扱いはございません。
・オンラインショップでご使用可能な決済はアメックス等のクレジットカード・銀行振込(前払い)・コンビニ決済・後払い(コンビニ)・amazonペイ・LINEペイ等です。
<鎌倉殿の13人ゆかり酒>
 牧野酒造には昭和時代からの登録商標として「富士山」「白糸鼓」「富士の巻狩り」「伊豆路」「箱根路」などがございます。いずれも「鎌倉殿の13人」に照らせば御縁酒、武士酒ともなる事が判明!実は社長をはじめ蔵元一家は鎌倉殿の大ファン!店の間に飾った御縁酒を眺めては大河ドラマに思いを馳せ密かに楽しんでおります。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                   「鎌倉殿の13人」ファンの皆さま、是非お好きな銘柄をお求め頂き、ご一緒に楽しみを共有できましたら幸いに存じます。※オンラインショップに無いお酒も直接ご購入可能です。お電話0544-58-1188でお問合せくださいませ!
<牧野酒造おかみの徒然ブログ>
 若かりし頃の大昔、伊豆の国、韮山は北条の里で運慶仏のお守りをしていた過去を持つ牧野酒造のおかみ。11月初めの蔵入り前後は見逃しましたが、あとはほぼリアルタイムで大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を拝見しております。女子高の時の担任の先生(日本史)の先生の影響もあり歴史好きに拍車がかかったオカミは周囲が地元か東京へ進学する中、奈良県の現在は無き女子短大へ(同じ学園の共学4大に吸収)。日本文化史のゼミ(仏像)に所属。学生時代は春日さんのおん祭りのレポート作成に南都楽所の奈良大の教授の元へ取材に通ったり、運慶晩年の傑作群が在る北円堂の拝観受付をお手伝いしたり…短い時間でしたがお陰様で静岡に居たら出来ない体験ばかり!厳しくも楽しく充実した学生生活でございました。後ろ髪を引かれる思いで奈良市民から富士市民に戻る時、教授の研究室で目に留まったのが言わずと知れた運慶若かりし頃の傑作、願成就院の「不動三尊像(当時は重文)」の見慣れたパネル。ここから韮山とのご縁が始まります。
 卒業後、奈良を身近に感じるのは此処しかない…と何度か願成就院に通う内、関西ご出身の奥様に目をかけて頂き、拝観受付と寺院仏像の説明のお仕事に伺うようになりましたが、まるで不比等と運慶のお導きのように感じ勝手に感動する20代のおかみなのでした。
当時は現在の様にボランティアガイドの制度も無く、一人でクルクル動いておりましたが、大好きな北条氏縁の地で大好きな運慶の仏様と一緒にいられる。計らずも好きな事=仕事という嬉しい時空間を得た私は、お稽古事の合間に富士から喜んでお手伝いに伺いました。お勤め初年、不動三尊像は確かアメリカのボストン美術館に出張中パネルでご説明した記憶がございます。当時から‟大御堂の仏様は本来普通に国宝でしょ!”と心の中で胸を張りながらお客様にご説明していた私は、最近国宝に指定された時、やっと評価が本来の<普通に国宝>に追いついた!と感無量でございました。
 説明の中で一番緊張したのは、郷土巡りで見えた韮高新入生への説明。マイクを握る事には慣れた頃でしたが、約400名を前にして人様の前で話したのは後にも先にもあの時限り。貴重な体験の機会を与えて頂き願成就院様には今でも感謝しております。
 笑い話としては、文化史仏像のゼミ、趣味は史跡巡りでは釣書に華が無いわね…と実家界隈でよく言われたこと。田舎では女の子は短大→さっさと嫁ぐのが名残の最後の世代でした(反動で当時としては晩婚?)。翻って現在は歴女佛女(仏像ガール)という言葉も定着し史学科女子もしっかり市民権を得ているようです。どのような趣味も生き方も正当に評価される…良き時代になりましたね。